2015年2月2日 投稿者:細野尚子
昨日、湯川さんに続き、後藤さんも殺害され、とても切ない気持ちになりました。
その切なさは、今も続き、どうしたら晴れるのかわかりません。
今回の事件は、自己責任のもと危険な国に行った二人ですので、この様な結果になっても仕方がないと言えばそうなんですが…。
テロに屈してまで救出する必要が無いと言えば、そうなのですが…。
世間では、助けるべきだ!とか、逆に、いい迷惑だ!と色々な意見がでてましたが、助けるべきだったのか、そうでなかったのかも判断できないです。
国を騒がせたと考えれば、迷惑な話しかもしれませんし、でも、自国の人が窮地に立たされていると思うと、いたたまれないし…。
ツインタワーの事件の翌年、グランドゼロに足を運んだ時、何も無くなった跡地で空を見上げながら、こんな狭い場所に飛行機が2機も突っ込んできたんだと言う事実に、多くの人が犠牲になってしまったテロの恐ろしさと同時に、アメリカがしてきた事の恐ろしさを感じました。
それを見てから、正義とは平和とは何なんだろうか分からなくなってしまいました。
正義とは、正しいと思う人間が作ったルールであり、その他の生物の中には存在しない。
それぞれの正義もまた少しづつ違い、何が正義かは本当のところはわからない。
正義を守る為に、人を殺して良いのか…。
自分の手は汚さず、命を潰して良いのか…。
犠牲者が出ても仕方が無いのか…。
テロ集団にとっての正義、われわれにとっての正義。
その結果の平和…。
“平和”という世界に生かされている人々が、戦争によって人がたくさん犠牲になっていることに無関心で、自分の身に起きてなければ、良い事で…。
私自身も、今回の事件が起こるまで、遠すぎる出来事で、現実に考えられないところがありました。
今回の事件は、二人の死を通して、正義とは平和とは何か、又、それを守る為の心についても考えさせられました。
自分を犠牲にしても、誰かを守れるのか…。
誰かの為に、生きれるのか…。
お二人のご冥福をお祈り致します。
今更ながら »